フィラリア、ノミ・マダニ予防の季節になりました

新緑がまぶしい5月になりました。日に日に暖かくなり、わんことのお散歩やお出かけが楽しい季節。その一方で、虫も活発に活動する時期です。蚊やノミ・マダニなどの寄生虫対策が必要になりますね。特に蚊によって媒介されるフィラリアや、マダニによって媒介されるバベシアなどの寄生虫は、いずれも治療が遅れると死に至る恐ろしい感染症。しっかり予防、駆虫して、わんこを守ってあげたいですね。

フィラリア予防はまず検査から

先月、我が家の「うちのこ」(5歳ジャック・ラッセル・テリア女の子)もフィラリア検査に行ってきました。毎年春に健康診断と合わせてフィラリア検査をしています。結果は陰性でしたので、予防薬を処方してもらいました。
もし、感染していることを知らずに予防薬を飲ませると、幼虫が死んで血管に詰まり、ショック状態に陥ることがあるそうです。重篤になり命の危険も。お薬を飲ませる前に、必ず動物病院でフィラリア検査をしましょう。

フィラリアの予防薬と投薬期間

予防薬は、錠剤のものからおやつタイプのもの、ノミ・マダニ予防薬も一緒になったオールインワンのものなど、いろいろな種類があります。また、投薬期間はお住いの地域によって異なりますので、予防薬の種類も含めて、かかりつけの動物病院に相談しましょう。

我が家の「うちのこ」は、フィラリア、ノミ・マダニ予防薬が一つになったオールインワンタイプを一年間分処方してもらっています。

ノミ・マダニも注意が必要

ノミやマダニはわんこの血を吸う寄生虫です。ノミに噛まれると皮膚炎や貧血をおこすことも。また、人も刺して皮膚炎を起こすことがあります。
マダニに噛まれるとわんこは痛みやかゆみを感じませんが、多くの病原体を媒介するため、命にかかわる病気になることも。また、人もマダニに噛まれるとSFTS(重症熱性血小板減少症候群)を媒介することが報告されている怖い寄生虫です。

ノミ・マダニの予防と対策

ノミ・マダニ予防のお薬には、背中にスポイトで薬液を垂らすタイプと、飲み薬タイプがあります。それぞれに特徴がありますので、どのタイプが良いかかかりつけの動物病院に相談しましょう。
お薬を飲ませることも大切ですが、ブラッシングやシャンプーなどの日ごろのお手入れの時に虫がついていないかチェックをしてあげたいですね。また、蚊やノミ・マダニが多そうな草むらや湿った場所に近づかないようにするなども大切ですね。

草むらは蚊やノミ、ダニなどの虫が多い場所です。わんこも人も要注意ですね。

わんこの体にノミ・マダニを見つけたら

ノミは手でつぶさず、取り除いて熱湯や消毒液で駆除しましょう。卵をもったノミの場合、手でつぶした際に卵がちらばり、幼虫になって育つこともあるそうです。マダニは無理に取ると頭が皮膚内に残る場合がありますので、自分で取らずにすぐに動物病院で適切に処置してもらいましょう。

フィラリア、ノミ・マダニ予防をしっかりして、お散歩、おでかけを楽しみたいですね!

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